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光と首輪、絡まる鎖
第10章 同棲
「こはるはどうしても、光と仲直りしてほしい?」
「うん・・・」
もしわたしが沙良とそうなったら、どうするのだろう。
沙良がそんなことをするわけないけれど、
賢児さんとそういうことをしていたら
わたしはどう思うんだろう。
確かに、もう一生許せないかもしれない。
でも・・・
「ごめん賢児さん、さっきの忘れて」
「え?」
「光さんと仲直り、しなくていい・・・」
わたしは傍にあったゴミ袋に
そのストラップを入れようとした。
「こはる待って」
「なに・・・?」
「こはるが、俺の言うこと聞いてくれたら
あいつのこと、許してあげてもいいかも」
「え?賢児さんの言うこと・・・」
絶対にエッチなことだ・・・
だって賢児さんはさっきの怒ったような声じゃなく、
すごく楽しそうな声を出しているし、
わたしを抱きしめる腕がさわさわと体を触ってくる。