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光と首輪、絡まる鎖
第10章 同棲
聞くだけ、聞いてみよう、うん。
「それって、どんなこと・・・?」
「こはるがすごく気持ちよくなること、かな?」
やっぱり・・・
賢児さんのこの要求を聞いたら
いつ離してくれるかわからない。
先週がそうだったから、わかる。
「ち、ちなみに、何するの・・・?」
「ちょっと待っててね?」
そう言って賢児さんがわたしの部屋から出て行った。
鍵でも掛けてしまいたいけれど、
そんなことをしたらその後のほうが
よっぽど恐い・・・
賢児さんはしばらくすると部屋に入ってきた。
手には何か袋を持っていて、
それが何なのかはまだわからないのに
あまり良い予感はしない・・・
賢児さんは部屋に入ってくるとカーテンを全部閉めて、
ベッドの上に乗っていた洋服やぬいぐるみを
その辺にある段ボールの中に入れた。