この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
光と首輪、絡まる鎖
第2章 利用
「あいつガリガリな女が好きなんだけど、」
-----聞きたくない
「なんか普通の子ってかんじでさ」
-----聞きたくないってば
「俺は最初プリクラ見たときから、」
-----最初?
「こはるがかわいいって思って、」
-----わたしは光さんに一目惚れしたんだ
「あの日会いたいから行ったんだよ」
-----光さんを見た瞬間に堕ちていた
「会ったらやっぱりかわいくて、」
-----光さんしか見えなくて
「こはるとつきあいたいって思った」
-----光さんの傍に居られるだけでいい
「あいつは協力するって言ったのに、」
-----光さんの顔を見れるだけでもいい
「ちゃっかりこはるとヤッてて、」
-----光さんの笑顔が見たい
「おれは許せなくなった」
-----光さんの目に少しでも映りたい
「だからこはる、俺とつきあって」
-----光さんに会えるなら
「・・・うん」
-----光さんの為に
「ほんとに?」
「いいよ」
わたしは彼を利用する。
【第2章 END】