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光と首輪、絡まる鎖
第3章 彼女



しばらく車で走ると
来たことがないお店の駐車場に入った。




「光、もう居るから行こう」


車から降りてお店に向かう。




中には光さんの彼女が居る、
そう思うと足がすくんだ。




見たくない。

でも光さんに会いたい。




お店のドアを賢児さんが開けてくれて
お店の中が見えると

心臓が嫌な音でドクドクと鳴る。




コワイ、コワイ、コワイ。




自然と歩く速度が遅くなる。




「こはる?」

賢児さんに名前を呼ばれ顔を上げると
そこには会いたかった光さんと、

普通の女の人。




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