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光と首輪、絡まる鎖
第3章 彼女
大人しそうな、ストレートの茶色い髪、
細くて短いなだらかな眉毛、
ぱっちりした二重なのにたれぎみの目、
厚めの唇、ピンクの口紅。
薄いピンク色のセーター。
いかにもおとなしそう、
光さんとは出会わなそうなかんじの
普通の体型の女の人。
光さんはガリガリが好きって
賢児さん、言ってなかった?
この人よりおっぱいは
わたしのほうが絶対に大きいのに。
小さいおっぱいが好きっていうこと・・・?
なんでこの人なの、なんで。
それならわたしのほうが。
わたしじゃなんでだめなの・・・!
「こはる、座ろう?」
賢児さんに言われてハッとする。
「あ、うん」
光さんの彼女、らしき人の前に
わたしは座ることになった。