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光と首輪、絡まる鎖
第4章 水着
春は入学式や慣れない大学生活で
毎日バタバタとしていた気がする。
やっと大学に慣れてきた頃、
もう季節は夏になっていて
あと少しで長い夏休みになる。
わたしはまだ賢児さんとつきあっていた。
光さんにもたまに会った。
2人でじゃない。
賢児さんとごはんを食べている店に来たり、
光さんから賢児さんに電話がかかってきて
3人でごはんを食べたり
カラオケに行ったりとか、
いつも光さんの彼女が居ない時ばかりだった。
「こはる、今度みんなで海行くんだけど
こはるも一緒に行こう?」
「みんな?」
「光とか他にも男友達呼んだから
バーベキューしたりしようかと思うんだけど」