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HOTEL・LOVE
第2章 理由


「正直ね・・」



口の中に残るドーナツを飲み込んで

手をパンパンとはたいてから、

香澄の眼をとらえる。



「毎日毎日10時過ぎまで残業させられて

 家に帰ってほんの5時間くらい眠って

 また朝早く起きて、

 たまに土日も休日出勤させられて・・

 そんなの繰り返してる方が

 よっぽど疲れますよ・・」



ハァ―っと唸るようにため息をつく晴樹・・

サラリーマンの悲しさよ・・

一句できそうだ。



「だから残業なくなって、

 毎日7時には家に帰れるし

 夜も8時間は眠れるし、今となっては逆に

 時間もてあましちゃう感じがするんですよねぇ」


「そんなもん?

 でもこれからは

 休日も働くわけでしょう?

 やっぱ大変じゃない・・」



思わずため息のお返しをしてしまう・・



「まだ35ですからね、体力のあるうちは

 全然へっちゃらです」


「え?杉山さん35なの?

 私も!

 いやっだぁ、同い年なんじゃない!」



さっきまでの態度からコロッと変わって

急に眼が大きく開いた。

媚びる唇が横に開いた。




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