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第5章 香澄の揺れ

夫以外の・・

男の存在が

心を突っつき刺激してくれたおかげ。


きっといい奥さんなんでしょうね・・

晴樹の言葉が耳に残っている。

そう、私はいい奥さん・・

晴樹の見ていないところでも

そう振る舞っていたい・・



「なんて単純なんだろーねぇ」



声に出して自分を笑う。

でもいいじゃないか。

おかげで自分もうれしいし、

きっと亮太も喜んでくれる。

クッキーづくりの話をしたらきっと

杉山さんも・・・