この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
色絵
第6章 開花
一旦家に帰りシャワーを浴びる。これも日課になっていた。先生にいつ触れられてもいいように身を清めていたのだ。
お屋敷に向かおうとすると雨が降りだす。スコールだった。ワタシは慌てて家に戻り傘を持つ。
少しおさまるまで家で待つという選択肢は無かった。
インターホンを押すが返事がない。
どうすべきか迷う。
でも、先生は確かに午後の約束をしたのだ。
ワタシは門をあけて庭に入る。
「失礼します」
返事を待たずに入ったので声をかけるが広い庭で返事があるはずもない。
凄い雨…
呟いて屋敷に進む。
桜の木で曲がると先生は庭で絵を描いていた。
「先生っ」
思わず駆け寄った。
先生は傘もささずに絵を描いていたのだ。
ビーチパラソルのついたキャンプ用のテーブルに絵や道具を置いて、ご自身はびしょ濡れだった。
先生に傘をさす。
「貴女が濡れてしまうから、先に入っていなさい。
あと少しで終わるから」
先生が描いていたのは芍薬の蕾だった。
「あと少しだから待ちます。」
先生が10分程で仕上げる。
「さて、ならばこの絵を濡らさないように持っていって貰えるかな?」
「はい」
お屋敷に向かおうとすると雨が降りだす。スコールだった。ワタシは慌てて家に戻り傘を持つ。
少しおさまるまで家で待つという選択肢は無かった。
インターホンを押すが返事がない。
どうすべきか迷う。
でも、先生は確かに午後の約束をしたのだ。
ワタシは門をあけて庭に入る。
「失礼します」
返事を待たずに入ったので声をかけるが広い庭で返事があるはずもない。
凄い雨…
呟いて屋敷に進む。
桜の木で曲がると先生は庭で絵を描いていた。
「先生っ」
思わず駆け寄った。
先生は傘もささずに絵を描いていたのだ。
ビーチパラソルのついたキャンプ用のテーブルに絵や道具を置いて、ご自身はびしょ濡れだった。
先生に傘をさす。
「貴女が濡れてしまうから、先に入っていなさい。
あと少しで終わるから」
先生が描いていたのは芍薬の蕾だった。
「あと少しだから待ちます。」
先生が10分程で仕上げる。
「さて、ならばこの絵を濡らさないように持っていって貰えるかな?」
「はい」