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色絵
第7章 満開

先生は話の間もずっと私の背中を撫でていた。
「先生といると安心します。とても温かいし」
「貴女もですよ。二日間あまりゆっくり眠れなかったでしょう。もう少し休みなさい。」
大丈夫と答えようとしたけど、先生の温もりには触れていたかった。
もう少し…あと少しだけ…
そして意識が途絶えた…
コンコン
「そろそろ食事にしましょうか。」
ノックで目覚めたワタシは先生の声と同時に美味しそうな匂いに包まれた。
「朝食みたいなメニューですが、此処で食べましょう。」
バケットとスクランブルエッグとベーコンとじゃがいもを炒めたもの、スープやサラダまである。
「先生お料理もお上手なんですね。
ワタシの残り物の食事より全然豪華です。」
「それはどうも」
先生ははにかむように微笑む。
「盛り付けも素敵だし…」
「そこは、彩りを操るのは、プロですからね。」
益々目を細めて笑顔になる。
「いただきます」
「どうぞ召し上がれ」
先生と結婚したら、先生も主人という人になって、日々の生活に追われるようになったら…
このドキドキも会話も褪めていくのだろうか…
そんなことを考えてしまった。
「先生といると安心します。とても温かいし」
「貴女もですよ。二日間あまりゆっくり眠れなかったでしょう。もう少し休みなさい。」
大丈夫と答えようとしたけど、先生の温もりには触れていたかった。
もう少し…あと少しだけ…
そして意識が途絶えた…
コンコン
「そろそろ食事にしましょうか。」
ノックで目覚めたワタシは先生の声と同時に美味しそうな匂いに包まれた。
「朝食みたいなメニューですが、此処で食べましょう。」
バケットとスクランブルエッグとベーコンとじゃがいもを炒めたもの、スープやサラダまである。
「先生お料理もお上手なんですね。
ワタシの残り物の食事より全然豪華です。」
「それはどうも」
先生ははにかむように微笑む。
「盛り付けも素敵だし…」
「そこは、彩りを操るのは、プロですからね。」
益々目を細めて笑顔になる。
「いただきます」
「どうぞ召し上がれ」
先生と結婚したら、先生も主人という人になって、日々の生活に追われるようになったら…
このドキドキも会話も褪めていくのだろうか…
そんなことを考えてしまった。

