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色絵
第2章 入門
「来たら、外のインターホンを押して、今度はこの部屋まできて下さい。」
「はい。」
「それと、貴女、香水をつけていらっしゃいますね。」
「はい。すみません。」
「謝ることはないのです。
個人的には清楚な香りで好きなんですが、
絵を描く時には、無色無臭を心掛けているので、
お家に戻られたら、シャワーを浴びて、香りを落としていただけませんか?」
「すみません。わかりました。」
「謝らないでください。僕のわがままにお付き合いさせて、申し訳ないのはこちらですから…」
先生は困った顔をされた。
ワタシは、先生の顔をみてドキドキしっぱなしだ。
素敵な方だけど、それは、純粋なドキドキで、夫に言えない、やましい気持ちなどではない。
単純に、他人と接することが少なすぎて、人と関わるだけでドキドキしているのかもしれない。
食事して、シャワーを浴びるとなると、すぐに帰ったほうが良さそうだ。
ワタシは先生にお礼を言い屋敷を出る。
庭の新緑が眩しく、清々しい。
昨日まで鬱ぎ気味だった気分が一気に晴れて、今日の天気のようになった。
「はい。」
「それと、貴女、香水をつけていらっしゃいますね。」
「はい。すみません。」
「謝ることはないのです。
個人的には清楚な香りで好きなんですが、
絵を描く時には、無色無臭を心掛けているので、
お家に戻られたら、シャワーを浴びて、香りを落としていただけませんか?」
「すみません。わかりました。」
「謝らないでください。僕のわがままにお付き合いさせて、申し訳ないのはこちらですから…」
先生は困った顔をされた。
ワタシは、先生の顔をみてドキドキしっぱなしだ。
素敵な方だけど、それは、純粋なドキドキで、夫に言えない、やましい気持ちなどではない。
単純に、他人と接することが少なすぎて、人と関わるだけでドキドキしているのかもしれない。
食事して、シャワーを浴びるとなると、すぐに帰ったほうが良さそうだ。
ワタシは先生にお礼を言い屋敷を出る。
庭の新緑が眩しく、清々しい。
昨日まで鬱ぎ気味だった気分が一気に晴れて、今日の天気のようになった。