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色絵
第7章 満開
腰をあげて、自身を引き抜く。

んんんっ…

溢れだす白濁がピンクに染まっている。

「最中痛かったですか?」

「いえ」

「血が混じってるようです。」

「あっ」

そろそろその頃だ…

「すみません…月のものだと思います。」


「傷つけたんじゃなくて良かった。
絵はどうしますか…

お休みにしてもよいし…


でも良かったですね。妊娠してなくて」

「あっ…はい…」

確かに良かった。
主人の子を身籠ってなくて…

今、不安定なまま新しい生命を迎えられない。


先生は休むことを進めるけど、絵が仕上がる楽しみが上回る。

下着と腰巻きをつけてモデルをする。


主人に求められても断る口実が出来て良かった。




「さてカーテンを開けてください。」


恒例の御披露目の時間。
3部作の3花の絵の完成。

モデルを始めて良かった。先生との作品は、子供のいないワタシにとって、愛の証。唯一先生との時間を形にしたものだった。


最後の百合がとても淫靡だった。先生との行為を生々しく語る。

その絵の裏でのもっと濃い繋がりを思い出していた。

そしてこれから先、何を題材にしていくのだろう。
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