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色絵
第2章 入門
「ほら、固まってないで、早くあがりなさい。」
あっ…
魅入ってしまったワタシに先生が声をかけてくださった。
慌ててあがり、先生の方へ向かう。
先生が、ワタシの背後に回り、クンっと鼻を鳴らす。
「約束を守って頂けたようですね。
湯上がりの貴女の香りがします。」
ズキン…
背後から、先生の低い声が耳元に降り注ぎ、
ワタシの全身に甘い痺れが走り抜けた。
ワタシの香り…湯上がりの香り…
先生は、全くそんなつもりでおっしゃったわけではないはずなのに…
ワタシの体は、性的な意味合いをもって受け止めた。
匂いを嗅がれただけなのに、まるで入浴姿を見られたように、体が熱くなった。
「こちらへどうぞ…」
アトリエの隣のドアを先生が開ける。
アトリエの奥行きからすると半分もなく、窓がない。
「衣装部屋、クローゼットと言えばよいでしょうか…」
またしても先生はワタシの心を読み取った。
「約束通り、貴女も無色、白い着物を身に付けて頂きます。
足のサイズは23㎝くらいでしょうか?」
「はい…」
「なら、良かった。ここに出してあるものでサイズはちょうど良いでしょう。」
着物用の衣紋掛けに一式用意されていた。
あっ…
魅入ってしまったワタシに先生が声をかけてくださった。
慌ててあがり、先生の方へ向かう。
先生が、ワタシの背後に回り、クンっと鼻を鳴らす。
「約束を守って頂けたようですね。
湯上がりの貴女の香りがします。」
ズキン…
背後から、先生の低い声が耳元に降り注ぎ、
ワタシの全身に甘い痺れが走り抜けた。
ワタシの香り…湯上がりの香り…
先生は、全くそんなつもりでおっしゃったわけではないはずなのに…
ワタシの体は、性的な意味合いをもって受け止めた。
匂いを嗅がれただけなのに、まるで入浴姿を見られたように、体が熱くなった。
「こちらへどうぞ…」
アトリエの隣のドアを先生が開ける。
アトリエの奥行きからすると半分もなく、窓がない。
「衣装部屋、クローゼットと言えばよいでしょうか…」
またしても先生はワタシの心を読み取った。
「約束通り、貴女も無色、白い着物を身に付けて頂きます。
足のサイズは23㎝くらいでしょうか?」
「はい…」
「なら、良かった。ここに出してあるものでサイズはちょうど良いでしょう。」
着物用の衣紋掛けに一式用意されていた。