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色絵
第8章 情画
先生は主人のことは、あえて訊かない。ワタシが話せば相談にのってくれる。
百合と薔薇の絵に取り組む。先生の話から、それが性器に思えた。
たくさんの花があるなかで、本当にぴったりのペアはどれだけ有るんだろう。
また、カーテンを開ける時が来る。
「小さいサイズにしましたから、しばらく飾ったら別に保管しますよ。
近くで見たらいいですよ。」
これがワタシ…
ありのままの、欲にかられた体…
目を背けたくなるほど恥ずかしい。
「見るだけで欲情してしまいそうな絵になりましたね。
また続けて構いませんか?」
「はい。」
持ち帰れない絵が増えていってどうするのだろうか。
「どうしました。」
「先生は保管に困らないですか?」
「はい、最後は本にしますよ。
それとね。需要があるんです。
顔を描き換えて売っても宜しいですか?」
「ワタシだとわからないなら構いません。」
「では今日も始めましょうか。」
先生が帯をほどく。絵も行為と同じ愛の形。
「強く打たれたのですね。」
「あっ」
痕になっているか気にしていなかった。
先生がそこに屈んで口づけをしてくださる。
それで癒される。
百合と薔薇の絵に取り組む。先生の話から、それが性器に思えた。
たくさんの花があるなかで、本当にぴったりのペアはどれだけ有るんだろう。
また、カーテンを開ける時が来る。
「小さいサイズにしましたから、しばらく飾ったら別に保管しますよ。
近くで見たらいいですよ。」
これがワタシ…
ありのままの、欲にかられた体…
目を背けたくなるほど恥ずかしい。
「見るだけで欲情してしまいそうな絵になりましたね。
また続けて構いませんか?」
「はい。」
持ち帰れない絵が増えていってどうするのだろうか。
「どうしました。」
「先生は保管に困らないですか?」
「はい、最後は本にしますよ。
それとね。需要があるんです。
顔を描き換えて売っても宜しいですか?」
「ワタシだとわからないなら構いません。」
「では今日も始めましょうか。」
先生が帯をほどく。絵も行為と同じ愛の形。
「強く打たれたのですね。」
「あっ」
痕になっているか気にしていなかった。
先生がそこに屈んで口づけをしてくださる。
それで癒される。