この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
色絵
第9章 猫
家に着くと主人から留守電が入っていた。
今日も遅くなる。
ワタシは簡単に食事を済ませ、風呂も済ませた。

今までの絵や先生からいただいた絵を並べる。

沙織さん、沙絵さん、先生のことを考えた。


先生は沙織さんをもう愛することが出来ないとおっしゃったけど、忘れることもないだろう。

そして、沙絵さんがどこまで母親のことを知っているのかわからないけど、

先生と自分の生活を脅かす存在として、ワタシを覗きに来たのだ。
10歳の娘が父親と知らない女の情事を見てしまったこと、どんなにショックだったろうか。

次々に思い悩むが、ワタシはどうしたらよいのか、正解を求めて迷っていた。

理性で考えれば、もう先生に会わないほうがよい。

その答えしかないのに、もっとよい方法がないかと考えている。

知らなければ良かった。
気づかなければ良かった。
先生が誤魔化したように、猫だと思っていれば良かった。

どうしようもないことを考えている。

そして、心の底にある想いもはっきりしているのだ。

先生は独身であることには変わりない。
血の繋がらない娘を育てているだけ。

嘘はついていないし、ワタシへの愛も本物だと、はっきりおっしゃった。

ワタシが先生を好きでいてはいけない理由ができた訳じゃない。
/370ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ