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色絵
第10章 狂い咲き
「では、次は縄化粧を施しましょうね。」

着物に手をくぐらせ、どんどん蜘蛛の巣が張り巡らされていく。

亀甲縛りというらしいが、その巧みに編まれていく様子は蜘蛛のよう。

先生は蜘蛛、妖しい艶色でワタシを捕らえる。先生ワタシは花、捕まえなくても動かないのよ。

蜘蛛の優しく妖しい手が僅かに触れるだけで反応する体。毎日の愛撫にどんどん敏感になっていた。

縄目で肌を縛られながら、着物をはだけさせる貴女は美しい。

プクリと腫れ上がった乳首、股縄に秘部を擦り付けてモジモジする内腿、その淫靡な美しさを絵にしていく。

「水仙も、さるすべりのように紅白の乱れ咲きにしましょうか。」

僕が鞭を持って立ち上がると貴女はプルプルと震えて首を振る。

「せんせぇ…ダメっ…それ駄目です…」


「お好きでしょう?」

ピシン…

っ…ハ

声を洩らさないよう歯を食い縛り堪える貴女をなぶりたくなる。
屋外というだけで変わる反応が愉しい。

ピシン…ピシン…

んぅ…ンぁ…

もう快感に酔いしれて、貴女は止めてと言わずに堪えながら感じていた。

ピシ-ン…ピシン

っあ…せんせぇ…もう我慢出来ない。もっと…

「声が洩れたら、ご近所に知られてしまいますね。」

下帯を猿轡をするように渡せば、貴女は自分で丸めて口を塞ぐ。


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