この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
色絵
第11章 無花果
どうしよう、どうすればいい?
きっと二人はワタシに気付かれたと知らない。
このまま帰ろうか…知らないフリをすればいい?
居ても立っても居られなくなり、ワタシは起き上がりベッドの端に腰掛けた。
コンコン…
こんなタイミングでノックされる。
「はい。」
「もう起きてましたか、一人にして申し訳ない。」
…沙絵と沙織と愛し合っていて申し訳ないの間違いでしょう…
心が割れて、冷たい言葉を生む。
「良く眠っていましたね。」
…僕はおかげでたっぷり愛し合えましたよ…
先生が隣に座りワタシの髪を撫でる。
…沙絵さんをそうやってさっきまで撫でていた手で…
そうだ。きっと沙絵さんとは最後までしていない。さすがに、10歳の体にそんなことは出来ない。
ワタシは溜まる欲の捌け口。口淫で満たされない欲の捌け口なんだ。
先生が優しく抱き締めてくるが、ワタシは揺れていた。
ついさっきまでは、それだけで体を震わせて喜び、心まで温かくなったのに、どうしていいか、わからなくなっていた。
「まだ疲れていますか?」
先生が心配そうにワタシを覗きながら、唇の端に、キスを落としてくる。
欲しい。躾られた体が無情にも欲を求める。
きっと二人はワタシに気付かれたと知らない。
このまま帰ろうか…知らないフリをすればいい?
居ても立っても居られなくなり、ワタシは起き上がりベッドの端に腰掛けた。
コンコン…
こんなタイミングでノックされる。
「はい。」
「もう起きてましたか、一人にして申し訳ない。」
…沙絵と沙織と愛し合っていて申し訳ないの間違いでしょう…
心が割れて、冷たい言葉を生む。
「良く眠っていましたね。」
…僕はおかげでたっぷり愛し合えましたよ…
先生が隣に座りワタシの髪を撫でる。
…沙絵さんをそうやってさっきまで撫でていた手で…
そうだ。きっと沙絵さんとは最後までしていない。さすがに、10歳の体にそんなことは出来ない。
ワタシは溜まる欲の捌け口。口淫で満たされない欲の捌け口なんだ。
先生が優しく抱き締めてくるが、ワタシは揺れていた。
ついさっきまでは、それだけで体を震わせて喜び、心まで温かくなったのに、どうしていいか、わからなくなっていた。
「まだ疲れていますか?」
先生が心配そうにワタシを覗きながら、唇の端に、キスを落としてくる。
欲しい。躾られた体が無情にも欲を求める。