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色絵
第11章 無花果
やはり描かれていないが、毬ではなく先生の頭を押さえているのだ。

先生に秘部を舐められて、初めて覚えた喜び、過ぎる快感に先生を退けようとしても、止めて貰えず、逃げられず。涙を溢して絶頂を迎えてしまった瞬間。


羨ましい。ワタシも縛って狂わせて…

「沙絵、九歳。」

これはsix-nine
やはり縛られていて、先生の舌とモノの一部だけ描かれていた。

先生の愛撫に震えているのがわかる。吐息を漏らしながらも先生に快感を返そうとしている。

「沙絵、十歳」

今年だ。

先生に跨がり、少し後ろに反っている沙絵さん。

その胸に先生が吐き出したモノを浴びている。
それを指にとり口に持っていこうとしていた。


シテいるのか、いないのか…

こだわっていたけど、これだけ愛し合う二人が今そうでなくても必ずそうなる。

もう終わりにしよう…




「此処に入って…
すべてを知ってしまったのですね…」


先生が入口に立っていた。

互いに茫然と立ち尽くす。話す言葉がない。


先生がこっちに向かってくる。足がすくむ。

どうしよう。

もう少しというところで、ワタシは走って…

先生をすり抜けて逃げようとした。



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