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第11章 無花果

貴女はすぐに高まり背中を力強く掴んでくる。

口づけを交わし胸を愛撫する。

せんせぇ…イクッ…いっちゃぅ…

ﾋﾞｸﾋﾞｸと痙攣するが、構わず律動を早くしてやる。

せんせぇ…イクッ…奥にちょうだぃ…

んぁあ゛あ゛

背中に爪が食い込む。

｢いずみっ…愛してますっ｣

最奥にたぎりのすべてを注ぐ。

せんせぇ…愛してるっ

その言葉を最後に貴女は反応がなく、失神というより昏睡状態に近かった。

貴女に口づけをして余韻を楽しもうにも反応がない。

優しく撫でてシーツをかける。


立ち上がると扉が開いていて、沙絵が途中から見ていたようだ。


拳を握りぷるぷると震えている。


｢お父様、話がしたい。｣

それだけ言って廊下に出ていった。


きちんと話をして沙絵との関係をきちんとすべきだ。僕は着物をきて彼女の後を追った。