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色絵
第11章 無花果


先生がいない。
ワタシは部屋を出る。
また、あの部屋の扉が開いている。

今日はほとんど開いている。まさか…
まさかね…

先生はあれだけはっきりとワタシを愛していると、沙絵さんに言った。

まさか…

ワタシは部屋に近づいていく。

「ねっ…簡単にやめられるわけないでしょ?」

ジュル…ジュプ

「沙絵っ離してくれっ…」


「私の手を?先生の手を?」

「やめろっ」

「んふっ…」

ジュルル…

「こんなにおっきくして、説得力ないわね。
いいのよ。いずみって呼んでも…」

んぁあ…やめっ…やめてくださいっ…

「出させてください、じゃないの?
ちゃんとお願いできたら、気持ちよく射精させてあげる。」

んぁあ…イクッ…んはっ…イカセてくれっ…

「イカセてくださいでしょ?」

ピシッ…

んぁああっ…

「また、空イキしたのね。だらしない。」




あれだけはっきりとしたはずなのに、もう…
ワタシは見たくないのに、部屋に近づいていた。

沙絵さんはワタシの真似をして、ワタシになろうとしている。

先生、ワタシの名前…教えてしまったのね。

先生は壁面に立っていて、沙絵さんにモノをしゃぶられている。

でも何か変…二人の関係が…
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