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色絵
第3章 デッサン
しばらくして先生がワタシの後ろに立ち、デッサンを確認する。
「うん、いい感じだね。
次は上に影の濃さの見本を作って、輪郭は無しにして影の塊だけで表現してみて…」
先生がワタシの椅子の背もたれに左手を置き、ワタシの描いている右側に一つ見本を作ってくださる。
先生の優しい手つきを見る。気づくとかなり密接した態勢だが、だんだん慣れてきたところもある。
きっとワタシが一人で意識しているだけで、先生は絵のことに集中している。
「濃いところからでも、逆からでもいいんだけど、全体をみて同じ濃さのところを仕上げてしまうという方法もあるよ。」
見本が出来ると先生は自分のところに戻っていかれた。
また、先生が自分のデッサンに取りかかる。何を描いているのだろう。
全ての模型を何回かずつ、二種類の描き方で描いた。
「今日はどのくらい教室しますか?」
先生に言われて、もう昼前だと気づいた。
「また午後に来てもいいですか?」
「どうぞ」
「先生は何をデッサンしていたんですか?」
「見たいですか?」
「もちろんです。」
ワタシは先生のテーブルに近づいた。
「うん、いい感じだね。
次は上に影の濃さの見本を作って、輪郭は無しにして影の塊だけで表現してみて…」
先生がワタシの椅子の背もたれに左手を置き、ワタシの描いている右側に一つ見本を作ってくださる。
先生の優しい手つきを見る。気づくとかなり密接した態勢だが、だんだん慣れてきたところもある。
きっとワタシが一人で意識しているだけで、先生は絵のことに集中している。
「濃いところからでも、逆からでもいいんだけど、全体をみて同じ濃さのところを仕上げてしまうという方法もあるよ。」
見本が出来ると先生は自分のところに戻っていかれた。
また、先生が自分のデッサンに取りかかる。何を描いているのだろう。
全ての模型を何回かずつ、二種類の描き方で描いた。
「今日はどのくらい教室しますか?」
先生に言われて、もう昼前だと気づいた。
「また午後に来てもいいですか?」
「どうぞ」
「先生は何をデッサンしていたんですか?」
「見たいですか?」
「もちろんです。」
ワタシは先生のテーブルに近づいた。