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色絵
第6章 開花
柔らかそうな太ももの付け根を想像する。そこはもう濡れてしまっているに違いない。

体の部分を描き、着物の形へと移るところで休憩をとる。

「何か飲みますか、動けないから冷たいものにしましょう。」

先生がアイスティーを持ってきてくれる。

「もう少しなので頑張ってください。」

グラスを先生が持ちストローに口を付けた。
隣に立つ先生にはどこまで見えているのか…
気になるけど動けない。

でも、見られることが快感に思っているワタシもいた。

その後しばらくかかってようやく下絵が出来上がる。先生が早めに取り掛かりたがったわけだ。

今回は仕上がるまで絵は見せてもらえない。

「途中でみて恥ずかしくて辞めたいと言われたら困るから」

先生が言うほど恥ずかしいんだ。ワタシは熱くなった。


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