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色絵
第6章 開花
色を作っている間、貴女は僕をじっとみている。体を赤く染めて…

肌の部分は一気に仕上げたい。
ベースの色を何種類か作り、色合わせに入る。


先生の指が少し触れただけで声が出る。恥ずかしいけど体は正直だ。
夫の話をされたけど、夫とは指一つでこれほど熱くなることはない。

色合わせ、先生が筆を持って近づいてくる。もっと感じてしまうのが恥ずかしくて目を伏せてしまった。


伏し目がちな貴女に近づいて、首筋から谷間を通り臍の上まで一気に塗る。

っぁあ…

艶声が出て、乳首が益々角だつ。こんなに反応いいと楽しいだろうな。思い切り触れたいが堪える。

太ももにも筆を置く。ピクッ、もう震えている。すうっと撫でると声を殺していたが仰け反った貴女。全てが欲しい。

膝下にも塗る。全体の色のバランスを眺めた。貴女は肩で息をしている。

「絵の具を落とすよ。」

濡れた布と乾いた布を持つ、貴女は涙目で僕を見る。

「ごめん。」

首に布を当てる。すぐ近くに唇がある。柔らかそう。上半身を拭くと吐息が当たる。

反応を見るのが楽しくてしょうがない。遊んでいるわけにいかないので仕事に戻った。
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