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オナホ女とディルド男
第2章 ディルド男、誕生秘話


【第2章 ディルド男、誕生秘話】


 話は少し昔にさかのぼる。

 彼女いない歴=年齢の僕は、毎晩会社から帰った後のオナニーだけが日々の糧だった。
 
 今日のオカズはお気に入りのビデオだったせいか、いつもよりちょっと多く精液が出た。
 びゅっ、びゅっ、と5回ほどにわたって精液が噴出する。

 脈動が終わって、深く息をついたそのとき、窓の外から視線を感じた。

 しまった、と思った。

 クーラーのないこの部屋は、暑くてたまらない。
 だから普段から窓を全開にして網戸だけにしているのである。

 しかし僕の住むボロいアパートは、アパートのまわりを囲う壁すらなく、窓の外はすぐに路地。

 だから、いつもならビデオをつける前にカーテンを閉めるのだったが・・・今日はそれを忘れていた。

 恐る恐る窓のほうを見る。

 暗くて、顔はよくわからないが、明らかに若い女子がそこに立っていた。
 長いストレートヘアと、制服姿なことだけが見て取れた。
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