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オナホ女とディルド男
第2章 ディルド男、誕生秘話
 気が付くと、僕は彼女の前で土下座していた。

 もうドアが開く前から土下座していたものだから、まだ彼女の顔をまともに見てはいない。

 ただ、僕より一回りは若い、まだ少女といっても良い年代であろうことだけはなんとなくわかった。

 「…わかりました、わかりましたから・・・もう謝るのはやめて下さい」

 「許してくれるんですか!?」

 僕が喜んで顔を上げようとしたその瞬間、

「だめっ!!顔は上げないで!!」

 強い言葉で制止され、僕はあわててまた額を地面にこすりつける。

 今思えば、この瞬間僕らの主従関係は決まったのかもしれない。

 「顔は見られたくないの。あなたとは顔を会わせたくない。」

 酷い言葉が飛んできた。
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