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オナホ女とディルド男
第5章 ディルド男、大仕事の時間だ
 だからこそ、僕は所有者との約束を守り続けた。

 しかし、先に秘密を守れなくなったのは所有者のほうであったのだ。

 そしてそのことは、やがて僕たちの関係を親たちの知るところとさせ、ディルド男を死に導くことになるのである。
 
 事は所有者からの予告メールで始まった。

「今度は来週の土曜日。昼間の12時ね。最低でも6回は出してほしいから、今から準備しておいて」

 次週の土曜といえば、まだ1週間以上ある。

 これまで当日の呼び出しが全てであったから、これは異例中の異例。そして6回という回数指定や、昼間というのもまた初めての事だった。

 なんの準備をしなくても、3回はイケる僕であったが、さすがに6回となるとどうだろう。
 今から準備って、何をすればいいのやら…

 とりあえず僕は前3日の禁オナニーと亜鉛サプリを今日から毎日呑むことを決めて、その日を待つことにした。
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