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みぃのお話【番外編】
第5章 『だ~いすき!』~甘い甘ーいある日の休日~
その陽輔の言葉の意味を勘違いして。
食べたいのが、ハニートーストのことだと思った華子は、“うん”そう、元気に返事をする。
でも、陽輔がはこんで来てくれたのに“食べていい”なんて。わざわざ口にするのだろうと不思議に思った時だった。
陽輔がパジャマの胸ポケットから取り出した小さなプラスチックの容器。
その容器にはキッチンで見覚えがある。
そして、陽輔の満面の笑顔と、華子からトーストの皿を取りあげ、トレーに戻したその行為に、華子は自分の考えが間違っていた事を知るのだ。
「よっようちゃん、その手に持って…るのは…」
「そう、蜂蜜。今から華子を食べるんだ」