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みぃのお話【番外編】
第6章 『旦那様☆ロマンチスト』~クリスマスのお話~
佳世さん宅は今日みんな出掛けているらしく、ロートキルシェで編もうっか―――という佳世さんの提案で、ここで編んでる訳なんだけど、お客さんがいない時間帯なのか、店の中は貸切状態で、編み物教室と化していた。
はじめに、佳世さんから作り目と表編みを教えて貰う。
佳世さんが編むと、するすると簡単そうなその作り目も、初めての私には訳がわからない。
それでも、見よう見まね…習うより慣れろ!と佳世さんに言われて、どうにかこうにか出来るようになった。
マフラーはガーター編みという編み方で編んでいくらしいんだけれど、お手本として佳世さんが編んでくれたものを見るとら伸縮性があって、並々の編み目がボーダー模様見たいにみえる可愛い編み方だった。
ずっと表編みを繰り返していくだけなので、初心者には向いている編み方なんだって。
慣れないせいで、編み目が不揃いになってしまったり…となかなか気が抜けない。
でも、編み進めた分が少しずつ長くなっていく度に、編むことがちょっとおもしろくなってきている私がいた。