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みぃのお話【番外編】
第6章 『旦那様☆ロマンチスト』~クリスマスのお話~


        * * *
 
 

 ……それにしても、さ、寒い!
 何か羽織って外に出るべきだったかも。

 
 舞い落ちる雪質がサラサラとした細かいものに変わり、気温が夕方より更に下がって来たことがわかる。

 見送りだけだし…と、室内の恰好のまま外に出た躯に寒さが染み入り、見送りの短い時間で冷たくなった手足の指先はジンジンし始めている。

 
「敏さん。二人、幸せな時間を過ごせるといいね」
「あぁ……、そうだな。さぁ、寒いから早く家の中に入ろう」
「うん」
 

 若い二人を見送った後、私自身といえば、凛子ちゃんに振り回されたせいなのか、なんとなくもうクリスマス気分が抜けてしまっていた。

 家の中に入るとすぐにキッチンの後片付けに取り掛かる。


 ……早く終わらせて、ゆっくりケーキ食べたいものね!
 

 洗い物をしながら、敏さんへのプレゼントはどうしたらいいかな―…なんて考える。
 
 あの出来事は不可抗力で仕方ないこと。とはいえ、凛子ちゃんのマフラーをみたあとでは、手編みのマフラーを敏さんに渡すことに、何となく気後れを感じずにはいられないでいる私なのだ。
 

 ……でも、佳世さんに教えて貰って頑張って編んだんだよね―――…。

 

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