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みぃのお話【番外編】
第6章 『旦那様☆ロマンチスト』~クリスマスのお話~
玄関の方から敏さんの声がしたのは、私の目につかない場所に花束を隠していたからだったんだ!
男の人がひとりで花屋さんに行く。それだけでもこんな田舎ではかなり目立ってしまう。
―――なのに、敏さんが私の為に―――…///。
敏さんからのプレゼント。
敏さんの少し照れたその表情と、優しい微笑みは、私の心にも春をそっと連れてきてくれたんだ。
「みーな。今日は凛子のことゴメンな。
あいつは俺にとっては小さな可愛い従姉妹のままなんだ。
寒い中、じっと健気に賢のことを待ってる姿を見たら…つい家に連れて来てしまった。
事前に連絡すれば良かったけど、凛子の話を聞いているうちに家に着いちゃったからさ…。
俺は言葉が足りなくて、いつもみーなに甘えてばかりだけど。…凄く、感謝してる」
「うん」