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みぃのお話【番外編】
第6章 『旦那様☆ロマンチスト』~クリスマスのお話~
眠る時には眼鏡を外している敏さん。
その姿は起きている時よりは随分と幼くて。あどけなく無防備な姿に思わず顔が綻んだ。
「うふふ」
(敏さんの寝顔可愛い…!)
「…おはよ、みーな。何、笑ってるの?」
……あっ、起きちゃった。
私が身動ぎした気配を感じたのか、敏さんは目を覚ました。
寝起きの声が少し掠れて色っぽい。
お布団の中。優しく頬笑む敏さんからは、まだ気だるい夜の香りがする。
敏さんの吐息や、快感に歪む表情―――昨夜の甘い時間を思い出し、顔が熱くなってしまう私がいた。
「敏さん…おはよう。
……寝顔。可愛いなーと思って///」
「可愛いのはみーなの方だろ」
そういって、敏さんは手を伸ばすと私の髪にそっと触れてくる。
優しい手つき――抱き合ったまま眠りに落ちた私達は、生まれたままの姿のままで。私の躯のすみずみに触れ愛撫したその手に、私の躯はすぐに反応してしまう。