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みぃのお話【番外編】
第7章 『だ~いすき!』サイト活動3周年記念SS

本当はこのサクランボを口移しで食べさせたい、なんて、そんなことを俺が考えていることを知ったら……多分困ってしまうことだろう。
でも、そんな拗ねた姿さえ可愛いと思ってしまうんだ。
「ほら、早くしないとアイスが垂れるよ。……大丈夫、他の客はみてない」
「――――ん、もぅ……。ようちゃんの意地悪」
―――早く食べないと却って周りの注目を集めてしまうよ?
溶けたスプーンの上のアイスがテーブルの上にポタリ、ポタリとこぼれ落ちて。
意地悪―――そう口にしながら、困り顔で、俺をにらみつけつつも、仕方なく開いた華子のその口へとスプーンをそっと差し入れてやる。

