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みぃのお話【番外編】
第2章 『旦那様☆ロマンチスト』~秘密のレシピ~
18日からの彼岸入りに向けて、日曜日に実家に手伝いに行った。
「お母さん!ただいま。」
「あら、樹菜。おかえり。」
いつもと替わらない母の笑顔。
なんだか、ホッとして。お嫁にいった私から、娘の私に戻る瞬間。
いいな、こうゆうの。
私も敏さんのこんな存在になりたい。
結婚してから、お母さんが憧れの存在になってーー。
手伝いに来たよーって力こぶを作って、ヤル気をアピールすると、
「あらら、樹菜はぼた餅目当てでしょう~。」って笑われた。
あんこ大好き!な私だから、あながち間違いでは無いんだけれど。
つきたてのお餅は柔らかくて美味しくて、母が作るあんこは甘さが丁度良くて絶品なんだもの。
でも!それだけじゃないんだから。
「仏壇を掃除しちゃうから、お位牌を卸して頂戴。」
母の指示のもと、仏壇からお位牌を卸して。丁寧に仏壇を掃除する。
塗りものの産地なこの地ならではの豪華な仏壇。
毛ばたきでほこりを上から下へ落とす。
柔らかな布で拭き上げ、
汚れの酷い箇所は固く絞った布で軽く水ぶきをして、水分が大敵だから乾いた布でしっかり拭いた。
彫刻や飾り、金箔を使用していたりするから、中々手間がかかるお掃除だけど。
お位牌を磨き、灰をふるいにかけて。
ロウソクと線香を準備する。
お寺で購入した、火を灯せばお経が燃えた後に浮かび上がるお線香は、お母さんのお気に入りだった。
お母さんと二人だから案外早く終わったそれにほっと一息。
おばぁちゃんが生きてた頃は、楽しそうに仏壇の手入れをしていたよねーなんて話をしながら準備をして。
御馳走を作っている、キッチンに移動した。
「お母さん!ただいま。」
「あら、樹菜。おかえり。」
いつもと替わらない母の笑顔。
なんだか、ホッとして。お嫁にいった私から、娘の私に戻る瞬間。
いいな、こうゆうの。
私も敏さんのこんな存在になりたい。
結婚してから、お母さんが憧れの存在になってーー。
手伝いに来たよーって力こぶを作って、ヤル気をアピールすると、
「あらら、樹菜はぼた餅目当てでしょう~。」って笑われた。
あんこ大好き!な私だから、あながち間違いでは無いんだけれど。
つきたてのお餅は柔らかくて美味しくて、母が作るあんこは甘さが丁度良くて絶品なんだもの。
でも!それだけじゃないんだから。
「仏壇を掃除しちゃうから、お位牌を卸して頂戴。」
母の指示のもと、仏壇からお位牌を卸して。丁寧に仏壇を掃除する。
塗りものの産地なこの地ならではの豪華な仏壇。
毛ばたきでほこりを上から下へ落とす。
柔らかな布で拭き上げ、
汚れの酷い箇所は固く絞った布で軽く水ぶきをして、水分が大敵だから乾いた布でしっかり拭いた。
彫刻や飾り、金箔を使用していたりするから、中々手間がかかるお掃除だけど。
お位牌を磨き、灰をふるいにかけて。
ロウソクと線香を準備する。
お寺で購入した、火を灯せばお経が燃えた後に浮かび上がるお線香は、お母さんのお気に入りだった。
お母さんと二人だから案外早く終わったそれにほっと一息。
おばぁちゃんが生きてた頃は、楽しそうに仏壇の手入れをしていたよねーなんて話をしながら準備をして。
御馳走を作っている、キッチンに移動した。