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みぃのお話【番外編】
第2章 『旦那様☆ロマンチスト』~秘密のレシピ~
「‥あやちゃん。」


「みーな、だもん。」


不意に、あやちゃんと呼ばれ、違う!と今度は心が反抗していた。


あれ?私も同じかも知れない。

あやちゃんと呼ばれるのは嫌だ。

だって私は樹菜だもの。あやちゃんじゃないの。

敏さんの口から零れるのは私の名前じゃなきゃ嫌なのーー。



「敏さん。」

「みーな。」



私たちは何度もお互いの名前を呼び合って、その存在を確認し会う。


そこには宗次郎さんもあやちゃんも居なくて。
私達だけのその行為に安心する。
互いの名前が熱を帯び、色を孕み、啄む様なキスに変わり、絡み付くようなそれに変化していく。



後ろから抱きすくめられて、やわやわと胸を揉まれた。
最近‥、締め付けが嫌で、私は夜眠る時はブラを着けていない。


夢の名残で甘く立ち上がったままの頂き‥。

布越しの敏さんの指の感触。


キャミソールが直接擦れるその刺激はーー‥。疼きが残る躰には切なくて辛くて‥。



「‥んっ、あぁ‥ぁっ」



ーー 焦らさないで。


私の思いが通じたのか‥。


敏さんの左手はキャミソールの裾から入り込んで。


膨らみを下から持ち上げて、その重量を楽しみながら、親指のクリクリと悪戯な動きは止まらない。



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