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みぃのお話【番外編】
第2章 『旦那様☆ロマンチスト』~秘密のレシピ~
実の母娘だから‥こその母の言葉は、
いつも若干失礼で。貴女の娘なんですケド!と悪態をつきたくなっちゃうけれど。
目が優しくて本気じゃないことが分かるの。



「じゃーん!あ、ん、こでーす。」



「見れば分かるわ。でも、お彼岸でうちでもあんこ一杯あるわよ。貴女にまたお土産に持たせたいって思っていたのに‥。」


「いいから食べてみて、ね?」



私の言葉に、母は全くこの娘は、結婚しても気が利かないんだから‥。とぶつくさ言いながらも一口‥、口に運ぶ。



「‥ん!美味しく出来てるじゃないの。」


「でしょ!会心の出来きなのでーす!」



いい気になってニヤニヤしている私の顔を少し赤くなった顔で覗き込んだ母から‥、恥ずかしい一言が飛びだした。



「 もしかして、樹菜‥。おじいちゃんとおばぁちゃんの夢‥、見たりした‥?」




母のその眼は「お見通しダゾ」と言わんばかりで。



昨日の変な夢!(恥ずかし過ぎて、コトの後悶絶した‥。)のことを、言ってるのだろうか。


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