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みぃのお話【番外編】
第1章 『旦那様☆ロマンチスト』~年末年始は賑やかに~

「敏、風呂上がったぞ」
お義兄さんの和明さんがお風呂から上がって、敏さんに声を掛ける。
「佳代、ビールちょうだい」
そう言って、パジャマに頭からタオルを被った和明さんがふらふらとキッチンに入ってきた。
敏さんの兄の和明さんは敏さんより4歳年上で。
女兄弟がいないからか気さくに可愛がってくれてありがたいなーなんて樹菜はいつも、感謝していた。
入れ替わりでみーなが敏さんの着替えを準備しにキッチンから出て。
居間に座敷に置いてある荷物からソレを取りだして敏さんに渡した。
そうしてパタパタとキッチンにもとると‥。
――‥いっ今、キスしてなかった?!
みーながキッチンに入る直前のほんの一瞬だけれどお義兄さん夫婦がキスしてるみたいに見えて。
「ここに置くから、な。」
「あっ、ありがとう、和‥明さん。」
佳代さんがお礼をいって、和明さんからパッと離れた。
背が高い佳代さんなら楽々届きそうな位置の棚の上に、和明さんが右手にビールが入ったグラスを持ったまま、左手で重ねたボールを置く。
――‥ 気のせい、かな?
紅白歌合戦はまだ続いていて、華やかな映像と今年を彩った歌が流れている。
「先に部屋行ってるから。」
和明さんはそう言って。
「樹菜ちゃんおやすみ。」
2階の昔の自分の部屋へ上がっていった。残された佳代さんの顔は上気して紅く耳まで真っ赤だ。
お義兄さんの和明さんがお風呂から上がって、敏さんに声を掛ける。
「佳代、ビールちょうだい」
そう言って、パジャマに頭からタオルを被った和明さんがふらふらとキッチンに入ってきた。
敏さんの兄の和明さんは敏さんより4歳年上で。
女兄弟がいないからか気さくに可愛がってくれてありがたいなーなんて樹菜はいつも、感謝していた。
入れ替わりでみーなが敏さんの着替えを準備しにキッチンから出て。
居間に座敷に置いてある荷物からソレを取りだして敏さんに渡した。
そうしてパタパタとキッチンにもとると‥。
――‥いっ今、キスしてなかった?!
みーながキッチンに入る直前のほんの一瞬だけれどお義兄さん夫婦がキスしてるみたいに見えて。
「ここに置くから、な。」
「あっ、ありがとう、和‥明さん。」
佳代さんがお礼をいって、和明さんからパッと離れた。
背が高い佳代さんなら楽々届きそうな位置の棚の上に、和明さんが右手にビールが入ったグラスを持ったまま、左手で重ねたボールを置く。
――‥ 気のせい、かな?
紅白歌合戦はまだ続いていて、華やかな映像と今年を彩った歌が流れている。
「先に部屋行ってるから。」
和明さんはそう言って。
「樹菜ちゃんおやすみ。」
2階の昔の自分の部屋へ上がっていった。残された佳代さんの顔は上気して紅く耳まで真っ赤だ。

