この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
みぃのお話【番外編】
第4章 『だ~いすき!』~書道で恥ずかし☆墨の誘惑?~
―――あれ?このライン…/////
自分で書いておきながら、ふっと頭をよぎるその記憶。
―――今は、練習に集中しないと!
小学2年生らしい伸び伸びした素晴らしい字を書く咲ちゃん。
去年の夏から習い始めた咲ちゃんは、書き初めは初めての経験のはずなのに、堂々とした勢いのある字は、小さな身体で初めてだるま筆(条幅用の筆)をつかって書いたにしては、充分過ぎるほどだったけれど。
ヤル気のある子供には自ずと指導に力が入る。
年齢的にはこれだけ書けていればとおもいつつ、更に良くなって貰いたくて、華子はついつい熱く指導してしまうのだ。
どの子供も個性があってそれぞれ素晴らしい。
少し指導すればスポンジが水を吸収するようにどんどん理解して自分のものにしていくのが若木のようで。
そんな子供らしい伸びしろを見守るのを好きな華子である。