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みぃのお話【番外編】
第4章 『だ~いすき!』~書道で恥ずかし☆墨の誘惑?~
――――あぁ良かった////
一体…今のはなんだったんだろう。
そうして『あさひ』を人の体――華子の身体に例えた説明は、陸くん自身の身体におき換えられ、咲ちゃん説明されて。
咲ちゃんの文字は無事中心が通り、華子にとって嵐のような時間が終わりを告げた。
己が引いた朱墨の線。
陸くんの手つきに、前に陽輔にされたその行為を思いだしてしまい思わず赤面してしまった華子である。
**華子の回想**
それは、2が月ぐらい前にさかのぼる。
いつもであれば、華子の書道の練習を横目に終わるまでの間は一人で寛いでいる陽輔であるが、
一人で過ごすのが淋しくなるのか、たまに華子にチョッカイを掛けてくる時がある。
その日も、華子が書道の練習にいそしんでいた夜だった。
子供達の書く条幅とは違い、一般部の条幅の課題はいつもはだいたい12~13文字の二行書きで文字を配置していくことが多いのだが、
その時はたまたま5文字を縦に書く課題に取り組んでいた。
「上手く中心が取れてない……気がする。」