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みぃのお話【番外編】
第4章 『だ~いすき!』~書道で恥ずかし☆墨の誘惑?~
真面目な華子が考え込んでいる頭の音が聞こえて来そうで、陽輔の口元が思わず緩んだ。
―――組敷かれているのに、考え事なんて随分余裕だな、華子。
カサっ…。
陽輔は、華子が手本としていたA4サイズのコピー用紙を手に取り目を通した。
そこには先生から指導を受けたメモや、文字の意味も書き込まれている。
「落日…夕方のことだ。まずは、華子の肌を夕焼け色に染めようかな」
陽輔のそんな言葉にいちいち紅くなる華子――クリスマスの時の下着姿。あんなあられ無い姿をついこないだ晒したばかりだと言うのに――…。
部屋着の上半身をキャミソールと一緒にたくしあげれば、華子の白い腹部が眩しい。
黒の下敷きの上に横たわる華子の白い陶器のような決め細かな肌が、まるでキャンパス――書道だから紙だな――に見えて、その色の対比に陽輔はドキッとする。
先日の黒い下着が夢かと思うぐらい、普段の華子の下着に冒険心は無い。
その小振りな胸は、今日はオフホワイトの柔らかな下着に守られてそこにあった。
―――いい眺め。