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みぃのお話【番外編】
第4章 『だ~いすき!』~書道で恥ずかし☆墨の誘惑?~
軽い快感の波が寄せたり引いたりしている。
登り詰めていきたいのに、陽輔はなかなかそこには連れて行ってはくれない。
―――い…じわる。
焦らされたその熱が陽輔の質量を求めて下半身に集まってきている―――ぐずぐずと微熱がくすぶっているようなそんな感じがもどかしくてたまらなかった。
「じゃあ…そろそろレッスンを始めようか、華子。」
―――ツツッーッ
ひんやりした感触がふいに躯を襲って、熱くなっていた躯はピクンっと跳ねた。
「ひゃ…ぁっ!」
「華子、動かないで。」
動かないで…って言われても!
「文字は腕だけで書くんじゃない。躯全身で書くんだって、華子言ってたろ?」
「…う、うん。」
陽輔の手には墨をたっぷりつけた筆。
その筆はゆっくり―――頤(おとがい)から鎖骨の真ん中、双丘の谷間を抜けて臍までたどり着いた。
真っ直ぐ引かれたその線。
ようちゃんに墨で躯に線を引かれる感覚はねっとりと肌に絡みつくようなそんな感じがして。
その筆の滑る感触はまるで――。