この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ナナノナノカカン
第8章 ナナナノハチ@アマイヒ
それは事実だったようで、ナナは礼を言うと
テーブルにあるケースからフォークを取ろうとする。
しかし秋景はそれを阻止した。
「取らなくていい、食べさせるから」
「ええ…」
「店空いてるし―ほら、早く」
「んん…」
ナナは恥ずかしがりながらも口を開ける。
「なんで目閉じてるんだ」
「なんか恥ずかしいの」
短い遣り取りの後に、ナナは肉を噛む。
ゆっくりと味わうナナを見ながら秋景は言った。
「犬に餌やってるみたいだ」
「ちょっと!!私は犬じゃないわよ!」
「ああ、今は――な」
ニヤリと笑う秋景に生温い視線を送り、
ナナは食事を再開した。
その後、秋景が先に食べ終わり―
少し遅れてナナも食べ終え、二人は店を出た。
テーブルにあるケースからフォークを取ろうとする。
しかし秋景はそれを阻止した。
「取らなくていい、食べさせるから」
「ええ…」
「店空いてるし―ほら、早く」
「んん…」
ナナは恥ずかしがりながらも口を開ける。
「なんで目閉じてるんだ」
「なんか恥ずかしいの」
短い遣り取りの後に、ナナは肉を噛む。
ゆっくりと味わうナナを見ながら秋景は言った。
「犬に餌やってるみたいだ」
「ちょっと!!私は犬じゃないわよ!」
「ああ、今は――な」
ニヤリと笑う秋景に生温い視線を送り、
ナナは食事を再開した。
その後、秋景が先に食べ終わり―
少し遅れてナナも食べ終え、二人は店を出た。