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ナナノナノカカン
第8章 ナナナノハチ@アマイヒ

――

食器を片づけた後、秋景はソファに座り、
ナナを隣に招いた。

「ナナ」
「ん?」

性根が腐っていた訳では無く、
ナナの傲慢な振る舞いは寂しさからだったと知り
秋景は細かいことを言わなくなった。

昼間にナナが言ったように
≪好きとは違うかもしれないけど好き≫
まさにその感情を、自分も持ち始めていた。

「明日はどうしようか」
「そうね、今日水族館連れてってくれたから…
 明日は秋景がしたいことをする?」
「いいのか?何するか判らないぞ」
「今さらよ、ふふ」
「そうか」

ナナは秋景の肩に頭を預けた。

「眠いのか?」
「ううん、何となくこうしたくなった」
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