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ナナノナノカカン
第9章 ナナナノキュウ@メザメル?
ナナは考えた。
秋景は何故こんなことをしたいのだろう。
「ナナは何も出来ない子」
考えが読まれたのだろうか、秋景は呟いた。
ナナを抱きしめたまま、暗示でも掛けるように繰り返す。
「俺が居ないと何も出来ない」
「ナナは小さな子ども」
「ナナは俺が居ないと何も出来ない子だ」
≪―何だろう≫
ナナは喉奥から何かが込み上げてくるのを感じた。
それはナナの意思を無視して溢れてしまう。
「あ、ん…あ…っ」
違う、そんなことない、と否定したわけでも
やめてよ、と拒否したわけでもなかった。
ただ言葉にならない声が漏れたのだ。
「どうした?ナナ」
頬に軽く口づけをされ、ナナは頬を染める。
口から―ボールギャグの隙間から―は涎が零れていた。
「ああ、いけない」
それをハンカチで拭われ、更に羞恥が込み上げる。
思わず手を使おうとするが阻止され――
「ダメ」
秋景は何故こんなことをしたいのだろう。
「ナナは何も出来ない子」
考えが読まれたのだろうか、秋景は呟いた。
ナナを抱きしめたまま、暗示でも掛けるように繰り返す。
「俺が居ないと何も出来ない」
「ナナは小さな子ども」
「ナナは俺が居ないと何も出来ない子だ」
≪―何だろう≫
ナナは喉奥から何かが込み上げてくるのを感じた。
それはナナの意思を無視して溢れてしまう。
「あ、ん…あ…っ」
違う、そんなことない、と否定したわけでも
やめてよ、と拒否したわけでもなかった。
ただ言葉にならない声が漏れたのだ。
「どうした?ナナ」
頬に軽く口づけをされ、ナナは頬を染める。
口から―ボールギャグの隙間から―は涎が零れていた。
「ああ、いけない」
それをハンカチで拭われ、更に羞恥が込み上げる。
思わず手を使おうとするが阻止され――
「ダメ」