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ナナノナノカカン
第10章 ナナナノジュウ@キイテカイテ
「ちゃんと書けたな、いい子だ」
「でも、秋景―私が知ってるのとは全然違うし、
それは誓約書って言えないし――」
「いいんだよ、今はこれで十分だ。
ナナの字できちんと書いてくれたじゃないか。
―いつかナナが知っている様なものを
書いてくれるとしたら、それは愉しみだけどな」
なかなか表情を明るくさせないナナに、秋景は言う。
「俺の奴隷なら―
俺が許したときはそんな表情するな、分かったか」
頬をつつかれ、ナナはやっと笑顔になる。
やはり―触れられると安心するのだ。
「急だな」
「だって、触ってくれたから」
「触られると安心するか?」
「ええ、すごく」
「でも、秋景―私が知ってるのとは全然違うし、
それは誓約書って言えないし――」
「いいんだよ、今はこれで十分だ。
ナナの字できちんと書いてくれたじゃないか。
―いつかナナが知っている様なものを
書いてくれるとしたら、それは愉しみだけどな」
なかなか表情を明るくさせないナナに、秋景は言う。
「俺の奴隷なら―
俺が許したときはそんな表情するな、分かったか」
頬をつつかれ、ナナはやっと笑顔になる。
やはり―触れられると安心するのだ。
「急だな」
「だって、触ってくれたから」
「触られると安心するか?」
「ええ、すごく」