パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 ナナナノサン＠オカタヅケ？

秋景が冷ややかに脅すと、
ナナは仕方ないわね、と呟き床の雑誌を本棚に戻した。

「偉い偉い…しかし何でこんなになるんだ？」
「知らないわよ」
「でも、あれだけは奇麗に整えてあるな」
「…あれは特別よ」

秋景が「あれだけは」と指した先。
それは数体の人形が飾られた棚だった。

人形収集はナナの趣味のひとつ。
自室には特にお気に入りの数体を飾り、
さらに人形専用の部屋もあるほどのマニアなのだ。

「人形だけの部屋もあるわよ、
　そこだけはちゃんと自分で掃除してる」
「奇麗にしておかないと呪われそうだもんな」
「こ、怖いこと言わないでよ―
　―あ、その棚は絶対触っちゃ駄目よ」