この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ナナノナノカカン
第3章 ナナナノサン@オカタヅケ?
床の衣服をハンガーにかけつつナナは忠告した。
秋景は「ああ」とか何とか、適当な返事をしながら
これだけ散らかっていてもどこか甘い―
男の自分とは違う―いい匂いのする部屋を見渡していた。
何か面白いものは無いだろうか。
「しかしベッドの下まで散らかすって…
俺もよくエロ本はここに隠してたけど」
――≪エロ本≫。
秋景としては何の気もなしに呟いたのだが、
その言葉に、ナナは過剰に反応した。
せっかく拾い上げた服を落とし、ベッドに座っている秋景に言う。
「ちょっと、あの、ええと」
「どうした急に」
「お茶淹れて来て欲しいんだけど」
なんて判り易いんだ。
表情は変えず、秋景は心の奥で笑った。
秋景は「ああ」とか何とか、適当な返事をしながら
これだけ散らかっていてもどこか甘い―
男の自分とは違う―いい匂いのする部屋を見渡していた。
何か面白いものは無いだろうか。
「しかしベッドの下まで散らかすって…
俺もよくエロ本はここに隠してたけど」
――≪エロ本≫。
秋景としては何の気もなしに呟いたのだが、
その言葉に、ナナは過剰に反応した。
せっかく拾い上げた服を落とし、ベッドに座っている秋景に言う。
「ちょっと、あの、ええと」
「どうした急に」
「お茶淹れて来て欲しいんだけど」
なんて判り易いんだ。
表情は変えず、秋景は心の奥で笑った。