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ナナノナノカカン
第4章 ナナナノヨン@ナナノヒミツ
先ほど読み上げさせられた小説と同じく、
秋景がナナの太股を撫で、玩び、弄る。
白い肌には瞬く間に鳥肌が広がり――ナナは震えた。

「裾、口から離すなよ」

ナナの頭には感嘆符と疑問符が交互に浮かんでは消え、した。
優しく撫で上げ、時に軽くつねる様に、かと思えば、擽るように―
―秋景はナナの肩越しに、スカートを噛む唇や、
固く閉じられた瞼、睫毛…その緊張を眺め、楽しんだ。

「耐えてるな、えらいえらい」

そして、散々その焦らすような触れかたが遂に終息する。
ナナは目を開けた。
スカートを咥えたまま「何をするの」と訊ねたが、
秋景は判っていながら「何だって」と、その意味が分からない振りをした。

それは手品師が見せるような笑み。
秋景はナナの下着越しに、《そこ》に触れた。
悲鳴のような《音》が、ナナの喉から漏れる。

「ここ、湿ってないか」
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