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ナナノナノカカン
第5章 ナナナノゴ@オベンキョウ?
数学だけが終わらない。
去年は鳳に泣きついたが今年は鳳が居ない。
一人で出来そうもない。仕方がないので秋景に言うしかない。
当然やる気もない。ないない尽くしのナナだったが、
秋景はそんな彼女を甘い言葉で巧みに釣るのだった。
「終わったらご褒美、どうしても解けなかったら
説明しながら解いてやるから覚えろ」
「んん…」
返事とは言い難いがそれは返事だったらしく、ナナは姿勢を正した。
秋景はひとつずつ説明していく。図を指し、式に線を引き――根気よく。
「あ、こう?合ってるかしら」
「そうそう、次のが少し厄介なんだが―
―ここがこうなってるから…さっき説明した――」
去年は鳳に泣きついたが今年は鳳が居ない。
一人で出来そうもない。仕方がないので秋景に言うしかない。
当然やる気もない。ないない尽くしのナナだったが、
秋景はそんな彼女を甘い言葉で巧みに釣るのだった。
「終わったらご褒美、どうしても解けなかったら
説明しながら解いてやるから覚えろ」
「んん…」
返事とは言い難いがそれは返事だったらしく、ナナは姿勢を正した。
秋景はひとつずつ説明していく。図を指し、式に線を引き――根気よく。
「あ、こう?合ってるかしら」
「そうそう、次のが少し厄介なんだが―
―ここがこうなってるから…さっき説明した――」