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ナナノナノカカン
第5章 ナナナノゴ@オベンキョウ?
秋景の丁寧な口調に、ナナはあっさり上機嫌だ。
テーブルに広げていた問題集などを端に寄せ、
立ち上がると伸びをした。

そして、ふふん、と一人で笑みを浮かべた。

「人に動いて貰うのってやっぱり気持ちいいわね」

一方、階下に降りた秋景は
ティーポットのそばで時計を見つめながら――

胸ポケットから怪しげな錠剤を取り出し、それをカップに入れた。
定められた時間が経つと、そのカップに
ナナが気に入っている紅茶を注ぎ、軽く掻き混ぜた。

「お待たせしました、熱いのでお気をつけて」

ナナの部屋に戻った秋景は紅茶を差し出し微笑む。
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