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ナナノナノカカン
第5章 ナナナノゴ@オベンキョウ?
「あんたのせいっ、怖い、熱いのに怖い――っ」

頭のなかで訳してみる。

「こうなったのはお前のせいなのだけれども
 お前にしか頼れないのだから早くどうにかしなさい、ですか?」
「そう、よっ、早く…早くぅう…っ」

偉そうなくせに泣きじゃくっているナナを秋景は抱き締めたくなった。
が、まだだ、と自分にブレーキをかける。
抱き締めるのは――まだだ。

「立てますか?部屋まで戻りましょう…あ、お庭でしたっけ?」
「立て、る…っ、庭じゃないぃ…っ」

ナナはよろよろと立ち上がり、壁づたいに部屋に向かって歩き始める。
―危なっかしい。可愛い。秋景は堪らず、ナナの手を取ってしまう。

「部屋に戻ったら――治してあげますからね」

ナナは何も言わず、ゆっくりと歩くだけだった。
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